将棋日和 その七 広瀬くんの意外な一面
トークショーの続きです。
広瀬くん「2つありますね。棋力が低くても将棋を楽しむ方法は、というのが1つ目で、記録係をなさっていた時の思い出は、という質問です」
広瀬くん「そうですね、棋力が低いとやっぱりプロの将棋を楽しむのは難しいと思うんで、最近はインターネットの中継で、おやつとか出てくるので、おやつを見ながら…、おやつが結構好評なんでね」
えりりん「竜王戦楽しみですね♪」
広瀬くん「竜王戦はですね、あれは、丸山九段がなにかしら注文すると思うんで、昨年はカツサンド注文したり、マンゴーを注文したり」
とべっち「朝からふぐちりとか頼んでたり、そんなんだったら中華のコースとかさ」
広瀬くん「ふぐちりは、えー、頼んでる現場を私ちょうどいまして」
とべっち「あ、いた?朝からふぐのなんか、ねぇ」
広瀬くん「ちょっとお店の人怒ってましたねぇ」
えりりん「メニューになかったんですね」
広瀬くん「あるわけないよねー」
えりりん「出汁が県外だったと」
深夜さん「特にふぐの名産というわけでもなくて」
広瀬くん「はい、これが私のおススメです」
深夜さん「僕は記録係やっていた時の思い出って言うのを答えたいんですけど。あのー、僕、三段の時、NHKで記録係やってまして、はい、そんな時代があったんですね。その時、スタッフから注意されまして、あの『カメラ目線を止めてくれ』と。常にカメラ目線で、視聴者の方に訴えかけてたんですけど、止めてくれと言われてちょっとショックを受けましたね」
広瀬くん「当時はカツラを被って出たことはないんですか」
深夜さん「ないですね。カツラ被る必要なかったですから」
深夜さん「戸辺さんなにかありますか?」
とべっち「いやあ、記録係ですよね、僕、実は記録450回くらい奨励会時代やってるんですよ。年間100回ぐらいやったこともありまして、いっぱい取ってたんですけど、一番はですね、時代は忘れちゃったんですけど、順位戦の記録を取っていて千日手2回、引き分け2回ですね。で、朝の6時ぐらいまでやってたんですかね、5時か6時まで。当然僕まだ14歳、15歳ぐらいだったのかなあ、で、眠くなっちゃって、対局者に盤を片付けさせて勝手に寝ちゃったっていう。で、めちゃめちゃ怒られましたね、その後幹事に。『ちゃんと最後まで起きてなさい』って。朝の6時だったから、確か対戦カードは堀口一史座さんと石川(陽生)さんかな。あとから堀口さんには『いやあ、あの時長くてね、ごめんね。でも盤はちゃんとしまいなさいよ』って言われました。ちょっとそれが一番の失敗談かな」
てっちゃん「いや、あの、僕もたくさん記録取ったんですけど、ほんと、色々なことがあって、記録中にどうしてもトイレに行きたくなっちゃったりとか、あと、心の中で『千日手だけはやめて、千日手だけはやめて』祈ってたんですけど、結局千日手になっちゃって、電車で帰れなくなっちゃったこととか、後はあの対局者の方の名前を間違えて書いちゃったことがあって、級位者の頃だったんですけど、怖い雰囲気になっちゃってやばいなあと思ったことが…」
とべっち「ちなみに誰と誰を間違えたの?」
てっちゃん「ちなみに、それは佐藤康光・深浦康市戦という…」
まさかのレベルの高い間違いにざわめきが…。
てっちゃん「それで、その時に寝ぼけてたのか分からないんですけど、深浦康市先生の「いち」って市場の「市」なんですけど、それをですね、普通の「一」にしちゃって、そのまま対局が始まって、しばらくして佐藤先生にちょっと一枚紙見せてって言われて、こう、見せてあげたら、すごい怖い顔をして『んーーーーー、これ、間違ってるから、直して』って言われて凍りついたことがあります」
とべっち「金井さんは何かないんですか?記録結構取ってますよね」
金井くん「記録に関してはそうですね、僕は順位戦とか結構長い将棋を好んで取ってて、あのー」
※ここで場内にざわめきが。
金井くん「予期せぬところで笑いが起きてる」
金井くん「棋力が低くてもプロの将棋を楽しむっていい質問なんですけど、プロの将棋って言うのは一手一手の意味を理解するって言うのは難しいんですけど、持ち駒の量は結構当てにならない点なんですよね。多ければ良いっていうわけでもない。私の勝手な感覚では、自分の王様の近くに敵の駒がどれだけいるかで、形勢がなんとなく王様攻められてるな、危険だな、とか、王様堅いから大丈夫だな、とかそう言う風な感じで見て頂けるといいかな、と。また、あとは、砂糖さんを始め解説人の喋りが上手くなってきてますので、まあ、そういうのも我々の仕事かなと」
てっちゃん「将棋をしている女性のしぐさで、ドキッとすることはありますか。5人全員、具体的に、お答え下さい」
金井くん「うーん、なんてこった。正直に答えます。将棋を指してると、ずっと安全というわけにはいかなくて、いつかどこかの場面で覚悟を決めていかないといけない場面がありますよね。一生懸命考えた末に『よし行くぞ』と決めた時のみなさんの表情は迫力があって私はドキッとします」
てっちゃん「やっぱり最後詰まされる時、に、自分は詰みが分かってるんでこうやられたらもう俺の負けだなあ、と思ってるんですけど、女性は真面目に考えていて、その考えてるところから、詰みに気付いた時の『あ、分かった!』っていうような顔が見ていてドキッとしますね。それで詰まされた時はドキッと、します」
深夜さん「将棋に限ったことではないんですけど、髪を、こう、かき上げるしぐさですか。女性の(そのしぐさに)目がなくて、ですね。特に将棋の時って盤に集中すると髪が落ちてきて、結構ありがちじゃないですか。あと、長い髪に憧れてまして。すごくいいなあと思います」
※単なる好きな女性のしぐさになってるじゃないですか!(笑)
とべっち「そうですね、んー、ドキッとする、ですよね。ドキッかどうか分からないんですけど、一生懸命考えていて、どうしても分からない時に『先生ちょっと教えて下さい』って言われると、ドキッというか、ちょっと嬉しくなりますね。」
広瀬くん「今日、ぐるぐる将棋でいろんな人と将棋を指して、うーん、みなさんとちょっと視点が違うと言いますかね、途中でどうしても一か所困ってるところがあると思うんですよね。こちらは分かってるので教える時もあるんですが、そんな時にちょっと涙な感じで言ってくれるちょっとしたしぐさが好きですね」
とべっち「ちょっとSっぽいですね」
「具体的に正直に答えると、はい、そういう感じなんで。普段はドSってことは全くないんで」
金井くん「広瀬さんの意外な一面が明らかになったところで、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうんですけども、これでトークショー終わりにしたいと思います。みなさん、ありがとうございました」
盛大な拍手で幕を閉じました☆
この後は抽選会があり、全員の名前が書かれた扇子、郷田棋王の色紙、などなど、豪華な商品でした。
私はくじ運が悪いので当たりませんでしたが、とっても素敵な宝物を買いましたので良いんです!!次回、私の戦利品をアップしてレポートを終了したいと思います。
広瀬くん「2つありますね。棋力が低くても将棋を楽しむ方法は、というのが1つ目で、記録係をなさっていた時の思い出は、という質問です」
広瀬くん「そうですね、棋力が低いとやっぱりプロの将棋を楽しむのは難しいと思うんで、最近はインターネットの中継で、おやつとか出てくるので、おやつを見ながら…、おやつが結構好評なんでね」
えりりん「竜王戦楽しみですね♪」
広瀬くん「竜王戦はですね、あれは、丸山九段がなにかしら注文すると思うんで、昨年はカツサンド注文したり、マンゴーを注文したり」
とべっち「朝からふぐちりとか頼んでたり、そんなんだったら中華のコースとかさ」
広瀬くん「ふぐちりは、えー、頼んでる現場を私ちょうどいまして」
とべっち「あ、いた?朝からふぐのなんか、ねぇ」
広瀬くん「ちょっとお店の人怒ってましたねぇ」
えりりん「メニューになかったんですね」
広瀬くん「あるわけないよねー」
えりりん「出汁が県外だったと」
深夜さん「特にふぐの名産というわけでもなくて」
広瀬くん「はい、これが私のおススメです」
深夜さん「僕は記録係やっていた時の思い出って言うのを答えたいんですけど。あのー、僕、三段の時、NHKで記録係やってまして、はい、そんな時代があったんですね。その時、スタッフから注意されまして、あの『カメラ目線を止めてくれ』と。常にカメラ目線で、視聴者の方に訴えかけてたんですけど、止めてくれと言われてちょっとショックを受けましたね」
広瀬くん「当時はカツラを被って出たことはないんですか」
深夜さん「ないですね。カツラ被る必要なかったですから」
深夜さん「戸辺さんなにかありますか?」
とべっち「いやあ、記録係ですよね、僕、実は記録450回くらい奨励会時代やってるんですよ。年間100回ぐらいやったこともありまして、いっぱい取ってたんですけど、一番はですね、時代は忘れちゃったんですけど、順位戦の記録を取っていて千日手2回、引き分け2回ですね。で、朝の6時ぐらいまでやってたんですかね、5時か6時まで。当然僕まだ14歳、15歳ぐらいだったのかなあ、で、眠くなっちゃって、対局者に盤を片付けさせて勝手に寝ちゃったっていう。で、めちゃめちゃ怒られましたね、その後幹事に。『ちゃんと最後まで起きてなさい』って。朝の6時だったから、確か対戦カードは堀口一史座さんと石川(陽生)さんかな。あとから堀口さんには『いやあ、あの時長くてね、ごめんね。でも盤はちゃんとしまいなさいよ』って言われました。ちょっとそれが一番の失敗談かな」
てっちゃん「いや、あの、僕もたくさん記録取ったんですけど、ほんと、色々なことがあって、記録中にどうしてもトイレに行きたくなっちゃったりとか、あと、心の中で『千日手だけはやめて、千日手だけはやめて』祈ってたんですけど、結局千日手になっちゃって、電車で帰れなくなっちゃったこととか、後はあの対局者の方の名前を間違えて書いちゃったことがあって、級位者の頃だったんですけど、怖い雰囲気になっちゃってやばいなあと思ったことが…」
とべっち「ちなみに誰と誰を間違えたの?」
てっちゃん「ちなみに、それは佐藤康光・深浦康市戦という…」
まさかのレベルの高い間違いにざわめきが…。
てっちゃん「それで、その時に寝ぼけてたのか分からないんですけど、深浦康市先生の「いち」って市場の「市」なんですけど、それをですね、普通の「一」にしちゃって、そのまま対局が始まって、しばらくして佐藤先生にちょっと一枚紙見せてって言われて、こう、見せてあげたら、すごい怖い顔をして『んーーーーー、これ、間違ってるから、直して』って言われて凍りついたことがあります」
とべっち「金井さんは何かないんですか?記録結構取ってますよね」
金井くん「記録に関してはそうですね、僕は順位戦とか結構長い将棋を好んで取ってて、あのー」
※ここで場内にざわめきが。
金井くん「予期せぬところで笑いが起きてる」
金井くん「棋力が低くてもプロの将棋を楽しむっていい質問なんですけど、プロの将棋って言うのは一手一手の意味を理解するって言うのは難しいんですけど、持ち駒の量は結構当てにならない点なんですよね。多ければ良いっていうわけでもない。私の勝手な感覚では、自分の王様の近くに敵の駒がどれだけいるかで、形勢がなんとなく王様攻められてるな、危険だな、とか、王様堅いから大丈夫だな、とかそう言う風な感じで見て頂けるといいかな、と。また、あとは、砂糖さんを始め解説人の喋りが上手くなってきてますので、まあ、そういうのも我々の仕事かなと」
てっちゃん「将棋をしている女性のしぐさで、ドキッとすることはありますか。5人全員、具体的に、お答え下さい」
金井くん「うーん、なんてこった。正直に答えます。将棋を指してると、ずっと安全というわけにはいかなくて、いつかどこかの場面で覚悟を決めていかないといけない場面がありますよね。一生懸命考えた末に『よし行くぞ』と決めた時のみなさんの表情は迫力があって私はドキッとします」
てっちゃん「やっぱり最後詰まされる時、に、自分は詰みが分かってるんでこうやられたらもう俺の負けだなあ、と思ってるんですけど、女性は真面目に考えていて、その考えてるところから、詰みに気付いた時の『あ、分かった!』っていうような顔が見ていてドキッとしますね。それで詰まされた時はドキッと、します」
深夜さん「将棋に限ったことではないんですけど、髪を、こう、かき上げるしぐさですか。女性の(そのしぐさに)目がなくて、ですね。特に将棋の時って盤に集中すると髪が落ちてきて、結構ありがちじゃないですか。あと、長い髪に憧れてまして。すごくいいなあと思います」
※単なる好きな女性のしぐさになってるじゃないですか!(笑)
とべっち「そうですね、んー、ドキッとする、ですよね。ドキッかどうか分からないんですけど、一生懸命考えていて、どうしても分からない時に『先生ちょっと教えて下さい』って言われると、ドキッというか、ちょっと嬉しくなりますね。」
広瀬くん「今日、ぐるぐる将棋でいろんな人と将棋を指して、うーん、みなさんとちょっと視点が違うと言いますかね、途中でどうしても一か所困ってるところがあると思うんですよね。こちらは分かってるので教える時もあるんですが、そんな時にちょっと涙な感じで言ってくれるちょっとしたしぐさが好きですね」
とべっち「ちょっとSっぽいですね」
「具体的に正直に答えると、はい、そういう感じなんで。普段はドSってことは全くないんで」
金井くん「広瀬さんの意外な一面が明らかになったところで、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうんですけども、これでトークショー終わりにしたいと思います。みなさん、ありがとうございました」
盛大な拍手で幕を閉じました☆
この後は抽選会があり、全員の名前が書かれた扇子、郷田棋王の色紙、などなど、豪華な商品でした。
私はくじ運が悪いので当たりませんでしたが、とっても素敵な宝物を買いましたので良いんです!!次回、私の戦利品をアップしてレポートを終了したいと思います。
by terummy10
| 2012-10-23 06:13